人、情熱、チームワーク、誠実さ、そしてイノベーション。これらは、米国を拠点とする衣料品小売業者、American Eagle Outfittersの核となる価値観です。同社の米国にある3か所のオムニチャネル流通センター全体で、イノベーションは製品をできるだけ早く顧客や店舗に届けるための重要な原動力となっています。
ペンシルベニア州ヘイズルトンにある165万平方フィートの施設は、同社で最も新しく、最もハイテクな施設の配送センターで、消費者への直接販売と小売店へのフルフィルメント機能を組み合わせたオムニチャネルを実現した最初の施設です。この施設は新しく建設された施設で、オムニチャネルへの高い期待に応える必要があったため、消費者と店舗の需要に対応するために、倉庫の自動化と効率化を進める必要が生じました。
ハイテク物流センターの建設
元々、この施設にはレーターベースのバーコード読み取りテクノロジが配備されており、製品をスキャンして倉庫内の次の処理先に送り、製品を適切な出口レーンに配置し、配送されるようにしていました。しかし、レーザーベースのテクノロジには足りない点が多くありました。American Eagleは、バーコードの画像を生成できず、読み取り不能や誤読の原因、ベンダのコンプライアンス問題を特定することができませんでした。また、インサイトの欠如が原因で、コストのかかるミスややり直しが発生したり、顧客や店舗が予定どおりに製品を入手できなかったりする可能性がありました。
そのため同社は、バーコード読み取りに対するインサイトの欠如がきっかけとなり、代替のロジスティクス自動化ソリューションを探すことになりました。設備・メンテナンス担当ディレクタ、ブライアン・ポヴェロモ氏は、コグネックスをマシンビジョン分野のリーダーと認識しており、DataManの画像ベースのバーコード読み取りテクノロジがもたらす可能性に強い関心を示しました。
「問題の原因が分かれば、問題を解決できます」と同氏は話します。「レーターベースのシステムでは、問題の発生場所、バーコードの良し悪し、コードの過剰反射などの原因は分かりません」
ポヴェロモ氏は、すべてのバーコードを明確に表示し、ベンダのコンプライアンス問題を見つけて根絶できる機能を挙げて、画像ベーステクノロジのメリットに注目しました。しかし実際には、画像ベースのバーコード読み取りに切り替えた決め手は、その読み取り率でした。
American Eagleが使用していた以前のソリューションでは、読み取り率が94~95%であったため、納期に影響が出ていました。ポヴェロモ氏とチームは、コグネックスのDataManバーコードリーダで99%の読み取り率が達成されることを確認しました。同社では毎年9,600万ユニットを処理していますが、読み取り率を上げることで、390万回の読み取りミスや読み取り不能を回避できるようになります。そこからの決断は簡単でした。
American Eagleはコグネックスのリーダの導入を開始し、すぐに効率性、時間の節約、スループットの向上などの定量的なメリットを実感し、コグネックスのサービスやサポートなどのソフト面でのメリットも得ました。
コグネックスの物流ソリューションで、入庫・フルフィルメント・仕分け・出庫を支援
現在、American Eagleは、ペンシルベニア州ヘイズルトン、カンザス州オタワ、カナダの各施設の90%にコグネックスのテクノロジを導入し、入庫・フルフィルメント・仕分け・出庫の各処理をサポートしています。
ヘイズルトン施設の入庫ゾーンには、6つのドックドアがあり、2つの入庫レーンに供給しています。つまり、6台のトラックが同時に荷降ろしをして2レーンに供給し、最終的には1レーンに減らせる可能性があります。このポイントでは効率と精度が鍵となり、下流処理のスムーズな稼働と適切な在庫レベルを維持できるようにします。一連のDataManバーコードリーダはコードをスキャンし、製品を正しいレーンに送って、ピッキングモジュールに到達する前に保管されているようにします。
「製品のケースが本来の場所以外のところに行ってしまうと、おそらく顧客の注文の処理がに間に合わなくなります」
次に、製品は受け取りソータを通過し、そこでバーコードが再スキャンされて、12個のピックモッドの1つに送られます。ポヴェロモ氏は、この段階で行われるスキャンは、ソートのスピードと精度を確保する上で非常に重要で、倉庫管理システム(WMS)にデータが送信され、製品が次にどこに行くかが決まると語りました。
ピッキングステーションを通過後、製品はプレソータに到達し、そこからコグネックスのトンネルを通って2つの異なるコンベヤ(小売用と消費者直送用)に送られ、さらに小売用または消費者直送用の梱包エリアに送られます。このトンネルでは、コグネックスの3D-A1000を使用して商品を分類し、寸法を測定することで、商品がその形状やサイズに適した場所に送られ保管されるようにします。例えば、箱の寸法が分かれば、保管用のASRS(64,000ケースの衣類を収納)に確実に収まります。測定値が分からない状態で無理にASRSに入庫しようとすると、ジャムを引き起こし、システム全体がシャットダウンする可能性があります。
ここでもポヴェロモ氏は、各段階をスムーズに進めるために最も重要な要素として、正確さと99%の読み取り率を挙げました。「コードが正しく読み取られていない場合、または読み取りをしない場合、倍の時間をかけて処理することになります。通常は読み取り不能レーンに移動し、製品を取り出して再度インデックスを作成します」
商品が梱包されると、別のソータを通り、再びスキャンされ、適切な出荷レーンに送られます。
イノベーションに基づく継続的パートナーシップ
American Eagleでは、3つの物流センターでコグネックスの物流ソリューションが90%を占めており、さらに、それぞれの施設でコグネックスのみを使用するよう転換作業を進めています。ポヴェロモ氏は、読み取り率とスループットの向上以外にも、コグネックスとのパートナーシップで得られるサポートとサービスが、継続的なコラボレーションの要因だと話しています。
「他のパートナーでは、オンサイトサポートが必要なときに、担当者を呼ぶのに4~6週間かかっていました。時間がかかればかかるほど当社の顧客を失望させるということを理解していなかったのです」と同氏は語ります。「コグネックスは、電話や対面でいつも問題を解決してくれるので心強いです。全テクノロジをコグネックスに移行しているという事実は、コグネックスへの私たちの信頼を物語るものです」
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