2004年に西フランスで創設されたLABELYSは、カゼイン(チーズ特有のたんぱく質)で作られたラベルを専門に製造しています。このマーキング方法は自然で消えることはなく、取り除いたり、改ざんしたりすることはできません。それは言わばチーズの「パスポート」となり、信頼できる識別情報を提供します。これにより製造者は、自社の商品とブランドを保護し、模倣品から守り、完璧なトレーサビリティを保証することができるのです。
トレーサビリティや食品安全コードなどの製造データに加えて、これらのラベルにはAOC(原産地呼称統制)の名称も含まれることがあります。これは、信頼できる真正性の保証で、消費者の品質のシンボルとなるものです。
100%の高い信頼性の読み取りとモニタリング
データ容量と密度が高いデータマトリックスコードの使用の増加により、LABELYSはこの種のマーキングに適したコード読み取りシステムを製品ラインナップに追加しました。
複数の競合他社をテストした後、同社はコグネックスDataMan®リーダを選定し、LABELYS社長のジャン=ポール・メイトル氏はこれを「クラス最高」と評価しました。彼は次のように述べました。「コグネックスのリーダは、カゼイン製ラベルの読み取りにおいて最良の性能を発揮し、優れた品質とパフォーマンスを実現しました。ひどく劣化したコードでも再構築できる強力なアルゴリズムにより、DataManリーダは、ほぼ100%の信頼性の高い識別とラベル読み取り率を保証することができる唯一のリーダであることが証明されました」
チーズは熟成という「変化」が伴うため、ラベルの読み取りが難しくなる場合があります。つまり、ラベルの寸法の変化、正しい箇所に印字されていない、チーズ製造工程中に部分的にラベルが破損するなどの問題が発生する可能性があっても、リーダで読み取れめなければなりません。コグネックスのリーダは、ラベルの品質に関わらず同様の結果を出す能力があり、読みにくいラベルをて完全に読み取り可能なコードに作り直すことができます。
広範の識別およびトレーサビリティソリューション
トレーサビリティは現在、農業食品分野にとって最大の関心事です。コグネックス識別ソリューションを製品トレーサビリティの連鎖における最初の一歩であると考えたLABELYSは、さらなる展開を決め、パートナーと共に包括的なトレーサビリティソリューションを開発しました。これは、ラベルを読み取り、その情報コンテンツを検証するだけでなく、乳製品の生産管理システムと連動した集中型データベースに保存します。
現在、LABELYSは、カゼインラベルのマーキング、マークの自動分注、DataMan固定式またはハンドヘルド型リーダの提供、ラベルの自動再読み取り、自動分析および管理ツールを含むソリューションを提供し、すべてのモニタリングタスクをサポートしています。
小規模な生産者から最大規模の工業施設の管理に適した経済的なこのソリューションは、リアルタイムの生産管理を提供し、 在庫スナップショットによる在庫ステータスの把握、熟成庫に保管されている各チーズの特定、チーズのブラッシングと回転の動作の監視、イベントの記録、生産ツールの管理を行います。
現在と今後の多くのプロジェクトのための運用ソリューション
現在、LABELYS-コグネックスのソリューションは、AOCとAOP(ヨーロッパの同様のプログラム)チーズの大手メーカーによって採用されています。例えば、イタリアでAOPパルミジャーノ・レッジャーノチーズを監督する「デル・フォルマッジオ・パルミジャーノ・レッジャーノ」コンソーシアムは、認定パートナーとしてLABELYSを選定しました。LABELYSのシステムは、パルミジャーノ・レッジャーノチーズを生産する何百もの乳製品にまもなく導入されます。
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