要点
ビジョンセンサでできることを以下に示します。
- 1枚の画像で複数の検査を実施
- 位置ずれやばらつきを容易に処理
- 柔軟性の高い照明で鮮明な画像を実現
- ガイド付き設定とイーサネット通信で設置を簡素化
デジタルカメラに使用されているセンサとは異なり、ビジョンセンサは、簡単な有無確認の実行や、構造化されていない状態での合否検査の実行を意図したマシンビジョンソリューションです。ビジョンセンサは、カメラの撮影機能とコンピュータの処理能力を組み合わせたもので、位置、品質、完全性などの結果を出力します。
光ファイバセンサ、超音波センサといった他のセンサと異なり、ビジョンセンサは対象物ごとに複数の検査ポイントに対応できます。また、ビジョンセンサは、パターン、特徴、色別に製品や包装を検出することもできます。
センサにはどのような種類がありますか?
センサは、光ファイバセンサ、近接センサ、超音波センサ、光電センサ、ビジョンセンサなど、いくつかの異なるカテゴリに分類されます。これらのセンサをオートメーションに使用して、検査データを収集したり、生産中に他のデバイスを作動させたりします。
低価格帯の光電センサは、位置検証や基本集計などシンプルなタスクのみを実行できます。ビジョンセンサとは異なり、これらのセンサはパターンや色を区別したり、多くの用途でみられる位置ずれやばらつきを処理したりすることはできません。
場合によっては、異なる種類のセンサが補完的テクノロジとして機能します。例えば、光電センサとビジョンセンサを併用して、部品が工程上にあるかどうかを送信することで、マシンビジョンシステムのカメラを作動させることができます。
ビジョンセンサでは何ができるのか?
ビジョンセンサでは、以下のことが可能です。
- 柔軟性を向上させる
- 1つの画像内で複数の検査方式を実行する
- 品質およびプロセス改善のためにより詳細なデータを生成する
ビジョンセンサは環境の変化に耐えられるように設計されています。このため、オペレータは、費用と時間のかかる調整を行うことなく、予め設定されているセルに導入することができます。
ビジョンセンサの導入メリット
ビジョンセンサの使用を検討する際、他の一般的なセンサと比べてどのようなメリットがあるのか疑問に思うかもしれません。
1. 光電センサでは特定できない特徴の識別
ビジョンセンサは位置ずれやばらつきに対応するため、費用と時間のかかる変更をラインに加えることなく、製造用ベルト上のどの位置でも部品を検査できます。
2. 照度、輝度、画像コトンラストの向上
より鮮明な画像を作成し、結果の整合性を向上させるため、ビジョンセンサには柔軟な照明オプションとフィルタオプションが搭載されています。
3. 位置ずれと不規則性の管理
ビジョンセンサは、ライン上の速度や位置にかかわらず、対象物を特定できます。
4. 使いやすさの向上
ガイド付きの設定およびプログラミングと内蔵のイーサネット通信により、ユーザは他のシステムに結果を送信できます。
ビジョンセンサとビジョン��ステムの違い
適切なマシンビジョンソリューションは、開発環境、機能、アーキテクチャ、費用などの用途の要件を考慮の上、決定されます。場合によっては、ビジョンセンサとマシンビジョンシステムのどちらでも作業のニーズを満たせることがあります。しかし、価格と性能の要件に応えるため、さまざまなモデルが設計されています。
強力なビジョンアルゴリズム、工業用ハードウェア、高速画像取り込みおよび処理という点で、ビジョンセンサとマシンビジョンシステムは類似しています。どちらも高速生産ラインで複雑なジョブを実行するように設計されています。また、どちらも検査を実行しますが、それぞれ明確に異なる目的のために設計されています。マシンビジョンシステムは、ガイドとアライメント、光学文字認識、コード読み取り、測定・計測を行います。ビジョンセンサは、部品の有無を検出し、単純な合否判定を行うように設計されています。また、使いやすく、迅速に導入できるという特長もあります。
ビジョンセンサは、産業オートメーションや物流の現場で、幅広いビジョンジョブに対応します。また、マシンビジョンシステムより安価で、操作に多くの専門知識を必要としません。
| ビジョンセンサ | 二次元ビジョンシステム | |
有無 | x | x |
検査 | x | x |
ガイド/位置決め |
| x |
OCR/OCV |
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コードの読み取り |
| x |
計測 |
| x |